YUSB_HOSTについて

YUSB_HOSTは、YUSB-01シリーズ製品に標準添付された専用Windowsアプリケーション・ソフトウェアです。
YUSB_HOSTは、YUSB-01シリーズ製品の多彩な機能をユーザーの皆様に簡単にご利用頂けるように設計されています。

YUSB_HOSTの特徴
 最大12台のYUSB-01PH/ORを同時稼動
最大12ポイントの多点同時計測が可能で、複合的な水質計測が簡単に実現出来ます。

 各種大容量記憶装置への計測データの記録
測定値はディジタル・データとしてHDDやシリコン・メモリ等の大容量記憶装置に記録されます。
ディジタル化された測定データは、市販の表計算ソフト等で簡単に解析することが可能です。

 すべての操作がGUI形式
マウス・クリックと僅かなキーボード・タイピングによって、すべての操作が可能です。
これまでの水質計測装置に無かった直感的な操作性が実現されています。

 測定データのトレンド・チャート表示
パソコンの大画面ディスプレーによって、ダイナミックな水質データを視覚的、且つリアル・タイムでモニタリングすることが可能です。

動作環境
対応パソコン メーカーサポートのPC A/T互換機
対応OS Windows XP(日本語版,Service Pack 2推奨)
または Windows 2000(日本語版,Service Pack 4推奨)
USBポート 1ポート以上
HDD空き容量 1GB以上(推奨)
その他 CD-ROMドライブ(セットアップCDを実行するために必要です)


 [ユニット]ダイアログ

[ユニット]ダイアログは、起動されたpH計/ORP計毎に表示されます。
[ユニット]ダイアログは、測定データの表示、設定値の変更などを行います。

[ユニット]ダイアログが開いているとき、対応するpH計/ORP計は通信ポートがオープンの状態となっているため、パソコンから取り外すことは出来ません。
pH計/ORP計をパソコンから取り外す場合は、[ユニット]ダイアログを閉じて下さい。



1[ユニット]ダイアログの番号("ユニット1" 〜 "ユニット12")が表示されます。
 アイコンは、pH計(YUSB-01PH)のときは 、ORP計(YUSB-01OR)のときは が表示されます。

2[ユニット]ダイアログによって管理されているpH計/ORP計の型格が表示されます。

3数値表示ウインドウ
  測定値が数値表示されます。
  表示内容はpH計とORP計で異なります。

◆pH計の数値表示ウインドウ


◆ORP計の数値表示ウインドウ


 計測 ボタン (トグル式)
 計測の開始/停止を制御します。
 ボタンが押下された状態は、計測中であることを示します。

 記録 ボタン (トグル式)
 測定値の記録を開始/停止します。
 クリックすると、データ保存先のファイル・パスを設定するダイアログが表示され、保存先が確定するとデータの記録が開始されます。
 ボタンが押下された状態は、記録中であることを示します。

 設定 ボタン
 [オプション]ダイアログを表示します。

 電極 ボタン
 pH計のときは、[標準液校正ウィザード]ダイアログを表示します。
 ORP計のときは、[ORP電極チェック]ダイアログを表示します。

 チャート ボタン
 トレンド・チャートの表示/非表示を制御します。

4 イベント ボタン および [イベント]ボックス
  記録データにイベント情報の挿入を行います。

5トレンド・チャート
  測定データをリアルタイムに波形表示します。

6トレンド・チャートにおけるpH値波形の表示スタイル

7トレンド・チャートにおけるガラス電極起電力波形/ORP値波形の表示スタイル

8トレンド・チャートにおける溶液温度波形の表示スタイル

9データ記録の経過時間

10データ記録の記録間隔

11トレンド・チャートの時間軸スケール

 pH ボタン
 トレンド・チャートにおけるpH値波形の表示スタイル編集ボックスを表示します。

 mV ボタン
 トレンド・チャートにおけるガラス電極起電力波形の表示スタイル編集ボックスを表示します。

 ℃ ボタン
 トレンド・チャートにおける溶液温度波形の表示スタイル編集ボックスを表示します。

 時間軸 ボタン
 トレンド・チャートにおける時間軸スケールの編集ボックスを表示します。

 記録間隔 ボタン
 記録間隔の編集ボックスを表示します。

12pH計/ORP計のシリアル・ナンバーが表示されます。

13Tagコード(識別情報)が表示されます。

表示スタイル編集ボックス

 トレンド・チャートにおける各波形の表示時スタイルを編集します。

   
1現在編集している波形の種類

2波形の表示色

3波形の幅(太さ)

4レンジ(縦軸のスケール)

5基準(チャートの底辺での値)

 OK ボタン
 編集内容を表示スタイルに適用してボックスを閉じます。

 Cancel ボタン
 編集内容を破棄してボックスを閉じます。

時間領域編集ボックス

 時間に関する設定値を編集します。

 

1現在編集している項目

2設定値

 OK ボタン
  編集内容を適用してボックスを閉じます。

 Cancel ボタン
 編集内容を破棄してボックスを閉じます。


 [記録計]ダイアログ

各[ユニット]ダイアログで計測されたデータを一括して1つのトレンド・チャートに表示すると共に、測定データをHDD等の記憶装置に記録します。

[記録計]ダイアログは、[メイン]ウィンドウの[ファイル|開く|記録計]メニューから開くことが出来ます。



ボタン(トグル式)
 トレンド・チャートをスクロール/一時停止します。

ボタン
 トレンド・チャートを印刷します。

ボタン
 トレンド・チャートをクリップ・ボードに転送します。

ボタン
 トレンド・チャートの表示データをクリアします。

 表示設定領域

 トレンド・チャートの表示設定を行う領域です。

 

1時間軸のスケール(1 〜 60 sec/div)を設定します。

2各チャンネル(CH1 〜 CH12)の波形の線種(色,幅)が表示されます

3各チャンネル(CH1 〜 CH12)に割り当てる[ユニット]ダイアログの番号(Unit 1 〜 Unit 12)を設定します。

4各チャンネル(CH1 〜 CH12)に割り当てるデータ種別を設定します。

5各チャンネル(CH1 〜 CH12)の波形の縦軸スケール(レンジ)を設定します。

6各チャンネル(CH1 〜 CH12)の波形の底辺での値(基準)を設定します。

 CH1  CH12 ボタン
 各チャンネル(CH1 〜 CH12)の波形の線種設定ボックスを表示します。

 適用 ボタン
 表示設定領域の設定値をトレンド・チャートに適用します。
 [時間軸]の設定が変更されるとトレンド・チャートの表示データは一時的にクリアされます。

 自動設定 ボタン
 現在稼動している[ユニット]ダイアログに合わせて、[時間軸],[線種],[ユニット],[データ],[レンジ],[基準]を自動設定します。
 [時間軸]の設定が変更されるとトレンド・チャートの表示データは一時的にクリアされます。


◆線種設定ボックス

 

1波形の表示色

2波形の幅(太さ)

 OK ボタン
 設定内容を[線種]に適用して、ボックスを閉じます。

 キャンセル ボタン
 設定内容を破棄して、ボックスを閉じます。

 トレンド・チャート

 各[ユニット]ダイアログで測定されたデータを一括して1つのチャートにリアル・タイム表示します。

 

1各チャンネルの最終値(最新値)の位置にマーカーが表示されます。

2チャートの更新時刻を表示します。

3カーソル・スライダ
  チャート上のカーソル(白い点線)を移動します。

4カーソル位置の時刻を表示します。
 括弧内の数字は、チャートの右端からの相対時間(sec)を表します。

5各チャンネルのカーソル位置での値を表示します。
  値がチャートの上端/下端をはみ出している場合はそれぞれ"Over","Under"、データが存在しない場合は"No  Data"と表示されます。

6チェック・ボックス がOFFのとき、チャートのスクロールと共にカーソルもスクロールします。


 記録設定領域

 

 全ユニットの記録 ボタン(トグル式)
 全ユニットの測定データの一括記録を開始/終了します。
 クリックすると、データ保存先のファイル・パスを設定するダイアログが表示され、保存先が確定するとデータの記録が開始されます。
 データ・ファイルには、現在起動中のすべての変換器のデータが記録されます。

1記録間隔を設定します。

2記録データの[保存場所]と、記録開始からの[経過時間]が表示されます。

3 イベント ボタンをクリックすると、下段ボックスに入力された文字列とボタンがクリックされた時刻がイベント情報としてデータ・ファイルに記録されます。
  データ記録中は何回でもイベント情報を記録することが出来ます。

4記録されたイベント情報が表示されます。


 [オプション]ダイアログ

 [オプション]ダイアログは、変換器の内部メモリーに保存されている各種機能の設定値を表示し、設定値の変更(メモリーへの上書き保存)を行う事が出来ます。

 変換器の内部メモリーに保存されている設定値は、[オプション]ダイアログがオープンするときに読み込まれ、表示されます。
 変更された設定値は、YUSB_HOSTを終了したり変換器をパソコンのUSBポートから引き抜いても消えることはありません。

 [オプション]ダイアログは、[ユニット]ダイアログ 設定 ボタンから開くことが出来ます。

 pH計(YUSB-01PH)とORP計(YUSB-01OR)では表示内容が異なります。


 YUSB-01PHの[オプション]ダイアログ



[シフト]タブ
 シフト機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[スムージング]タブ
 スムージング機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[温度測定・補償]タブ
 溶液温度測定機能と溶液温度補償機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[標準液校正]タブ
 標準液校正を行い、校正結果の参照・変更を行います。

[電極チェック]タブ
 クラック検知機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[システム]タブ
 ハードウェア情報,識別情報,通信設定に関する設定値の参照・変更を行います。

 OK ボタン
 ダイアログに現在表示されている設定値を変換器の内部メモリーに書き込み、ダイアログを閉じます。

 キャンセル ボタン
 ダイアログを閉じます。

 適用 ボタン
 ダイアログに現在表示されている設定値を変換器の内部メモリーに書き込みます。

 規定値 ボタン
 変換器の設定を規定値に戻し、設定値をリロードします。


 YUSB-01ORの[オプション]ダイアログ

 

[シフト]タブ
 シフト機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[スムージング]タブ
 スムージング機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[温度測定]タブ
 溶液温度測定機能に関する設定値の参照・変更を行います。

[システム]タブ
 ハードウェア情報,識別情報,通信設定に関する設定値の参照・変更を行います。

 OK ボタン
 ダイアログに現在表示されている設定値を変換器の内部メモリーに書き込み、ダイアログを閉じます。

 キャンセル ボタン
 ダイアログを閉じます。

 適用 ボタン
 ダイアログに現在表示されている設定値を変換器の内部メモリーに書き込みます。

 規定値 ボタン
 変換器の設定を規定値に戻し、設定値をリロードします。


 [データ・ファイルのエクスポート]ダイアログ

バイナリー形式で記録されたデータ・ファイルを、表計算ソフト等で開くことの出来るCSV(カンマ区切り)形式のテキスト・ファイル(*.csv)に出力します。

[データ・ファイルのエクスポート]ダイアログは、[メイン]ウィンドウ[ファイル|エクスポート]メニューから開くことが出来ます。

 

1データ・ファイルのファイル・パスを設定します。ボタンをクリックすると[ファイル]ダイアログが表示され、ファイル・パスを指定することが出来ます。

2データ・ファイルの詳細情報を表示します。
  更新 ボタンをクリックすると表示が最新の内容に更新されます。

3出力ファイルのファイル・パスを設定します。
  ボタンをクリックすると[ファイル]ダイアログが表示され、ファイル・パスを指定することが出来ます。

41つの出力ファイルに出力するデータ数を設定します。
  表計算ソフトの種類によっては開くことの出来るデータ数に制限があるため、この設定で1ファイルあたりのデータ数を調整します。
  1ファイルあたりのレコード数によって設定された値よりもデータ・ファイルに含まれるデータ数が多い場合は、出力ファイルで設定されたファイル名に"(1)","(2)" ,"(3)",・・・・の番号を自動的に付加し、ファイルを分割して出力します。

 エクスポート ボタン
 データ・ファイルの出力を実行します。

 キャンセル ボタン
 [データ・ファイルのエクスポート] ダイアログを閉じます。
 データ・ファイルの出力中に キャンセル ボタンがクリックされた場合、出力を中止して[データ・ファイルのエクスポート]ダイアログを閉じます。


 記録データのテキスト変換

■バイナリ形式の記録データ
[ユニット]ダイアログ、または[記録計]ダイアログによって記録された測定データは、ファイル・サイズを縮小するためバイナリ形式のデータ・ファイル(*.dat)に記録されています。

データ・ファイル(*.dat)に記録された測定データは1レコード([pH値,電極起電力,温度]×12ユニットの情報が含まれる)当たり84バイトで、1秒間隔で1時間(3600秒)の記録を行った場合のファイル・サイズは84×(3600+1)=302,484バイトとなります。(データ・ファイルの先頭の1レコード目には記録開始日時と記録間隔の情報が挿入されています。)

また、記録が開始されるとデータ・ファイル(*.dat)と同じ名前(拡張子は"*.sub"に変換)の記録情報ファイル(*.sub)がデータ・ファイルと同じフォルダに生成されます。
記録情報ファイル(*.sub)には、変換器のTAGコードやイベントなど、測定データに付随した情報が収録されています。

■テキスト形式の記録データ
バイナリ形式のデータ・ファイル(*.dat)は、[データ・ファイルのエクスポート]ダイアログによって市販の表計算ソフト等で開くことの出来るテキスト・ファイル(*.csv)に変換(エクスポート)されます。
このテキスト・ファイルは、1行当たり397バイト(半角397文字,行末2バイトは[CrLf])で、フォーマットは以下のとおりです。

1行目(メーカー・ロゴ)
 "YamagataDKK YUSB"(以降379バイトは半角スペース)

2行目以降はCSV形式

2行目(記録開始の日時)
フィールド番号 内容
1 文字列:"START"
2 記録開始の日付:"yyyy/mm/dd"形式
3 記録開始の時刻:"hh/mm/ss"形式

3行目(記録の時間間隔)
フィールド番号 内容
1 文字列:"INTERVAL"
2 記録の時間間隔:秒単位
3 文字列:"[sec]"

4行目以降は各行49フィールド固定で、各フィールドは10バイトの固定長文字列(右詰め)

4行目(項目ラベル)
フィールド番号 内容
1 時刻のラベル:"[sec]"
2 pH値のラベル:"[pH]"
n+2 電極起電力のラベル:"[mV]"
n+3 〜 2n+1 空白
2n+2 溶液温度のラベル:"[℃]"
2n+3 〜 3n+1 空白
3n + 2 クラックのラベル:"[CRACK]"
3n+3 〜 49 空白
※ n:データが記録されているユニットの台数

5行目(ユニット番号ラベル)
フィールド番号 内容
1 空白
2 〜 n+1 pH値の各ユニット番号
n+2 〜 2n+1 電極起電力の各ユニット番号
2n+2 〜 3n+1 溶液温度の各ユニット番号
3n+2 〜 4n+1 クラックの各ユニット番号
4n+2 〜 49 空白
※ n:データが記録されているユニットの台数

6行目以降(測定データ)
フィールド番号 内容
1 記録開始からの経過時間(秒)
2 〜 n+1 各ユニットのpH値
n+2 〜 2n+1 各ユニットの電極起電力
2n+2 〜 3n+1 各ユニットの溶液温度
3n+2 〜 4n+1 各ユニットのクラック
4n+2 〜 49 空白
※ n:データが記録されているユニットの台数

ファイルの末尾には各ユニットのTagコードやイベントなどの情報が挿入されます。

[データ・ファイルのエクスポート]ダイアログは、設定されたデータ・ファイル(*.dat)と同じフォルダにある記録情報ファイル(*.sub)から情報を取得して出力するテキスト・ファイル(*.csv)のフォーマットを整えています。
記録終了後にデータ・ファイル(*.dat)を別のフォルダに移動する際は、記録情報ファイル(*.sub)も一緒に移動して下さい。
データ・ファイル(*.dat)と同じフォルダに記録情報ファイル(*.sub)が存在しない場合、テキスト・ファイル(*.csv)はYUSB_HOSTの既定フォーマットで出力されます。


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